2020年10月13日火曜日

*** もっと詳しく知りたい方に ***

第3章 文 その2 基本文

第2節 基本文
第3節 基本文以上のことを表すために必要となる品詞など
 第1項 文を作るために必要となる品詞
  
その1 副詞(ふくし)
  その 句と節
  その3 前置詞(ぜんちし)
  その4 接続詞(せつぞくし)


第2節 基本文

 前回は動詞について説明しましたが、今回は名詞(主語)と動詞を使った必要最小限な文(これを基本文といいます)と必要最小限以上のことを表すやり方について説明します。

一体、英語の文とはどういうものなのでしょうか。 

   
 主語+自動詞  I walk.(私は歩く)
 主語+他動詞+目的語  I break the glass.(私はガラスを破る)
 主語+他動詞+間接目的語+直接目的語  I give him a book.(私は彼に本をあげる)
   


 
 皆さんは、これからいろいろな英文を、話したり聞いたり書いたり読んだりし、その中には複雑な英文も数多くあることになることと思いますが、その第一歩として、ここでは、英文として成り立つ必要最小限な文(基本文)について説明します。

どんなに複雑な文もこの基本文を必ず中に含んでいて、それを変形したり、またそれに何かを追加したりすることにより複雑な文になっているのです。

 

 英語の基本文は次の3つです。それぞれの文を作っている主語・動詞・目的語といった要素は、基本的に省略することはできませんし、順番も変えることはできません。

主語+自動詞                                          I walk.(私は歩く)
主語+他動詞+目的語                              I break the glass.(私はガラスを破る)
主語+他動詞+間接目的語+直接目的語      I give him a book.(私は彼に本をあげる)

 

 順番を変えることができない理由は、日本語などと違い、英語は語順によって語の役割を示す言語だからです。日本語と比べてみてみましょう。

 

英語は語順が決められている

 I like English. 主語+動詞+目的語

 

日本語は語順が変えられる

 私は英語が好きです。
 英語が私は好きです。
 好きです私は英語が。

 

日本語で「私は英語が好きです。」という文は、「英語が私は好きです。」と言ったり、「好きです私は英語が」と言ったりと語順を変えることができます。
これは、日本語が「は」や「が」といった助詞というものを持っていて、それを語の後ろに置くことにより語の役割を示すことができるからです。 

これに対し、語の役割を示す語を持たない英語では、語順でそれを表すため語順を変えることができないのです。
ですからこれから英語を学ぼうとする皆さんは、この基本文を徹底して頭に刻み込むことが大切なのです。


第3節 基本文以上のことを表すために必要となる品詞など

第1項 文を作るために必要となる品詞

 基本文というのは、文字通り「基本」しか表しません。しかし、言葉として伝えたいことは「基本」以外にも様々なことがあります。そうしたものは、基本文に追加することにより表現されます。 

 基本文に基本文だけでは伝えきれない内容を付け足すには、これまで紹介してこなかった品詞を知る必要がありますので、いろいろな英文を作る前にそれをご紹介いたします。

 

その1 副詞(ふくし) 

副詞は、主語、動詞、目的語といった文を作る時の基本要素(文に原則必須、語順も原則固定)にはならず、必要があれば文や語を修飾するために使われる語句のことです。 

 文を修飾する副詞は、基本文の後ろに来るのが原則ですが、基本要素のように語順が固定されるものではないため、基本文の前にくることもありますが、それはあくまでも例外です。 

例えば、I walk.という基本文に、walkの様子を表すためslowly(ゆっくりと)という語を付け加えると、I walk slowly.という文ができあがりますが、その時使われるslowlyという語が副詞です。

 

さらに、slowlyという語の前にvery(とても)という副詞を付けて、I walk very slowly.とするとslowlyの程度を表すことができます。

 

また、必要があればslowlyという副詞を基本文の前に持ってきて、Slowly, I walk.という文も間違いではありませんが、あくまでも「必要があれば」のお話です。

 

その2 句と節 

ここまでは、主にwaterといった名詞やslowlyといった副詞という、単語としてのお話しかしてきませんでしたが、句や節という複数の語が集まって一つの品詞のような働きをすることがあります。日本語でも同じ年のことを言う場合に、「おととし」という単語で言うときと「僕が三年生のとき」と言ったりするのがあるのと同じことです。 

句は、文の形になっていないもので、節は、内部に主語と動詞を含みそれ自体が一つの文のようになっているものです。 

句の例は次の前置詞のところで取り上げますが、節の具体的な例は、疑問詞を紹介した後、第7節で改めて取り上げます。

 

その3 前置詞(ぜんちし) 

前置詞は名詞や代名詞の前に置かれ、後ろの語に対する関係を表す語のことで、その多くが場所方向といった位置関係を表す小さな語です。 

前置詞は後ろに名詞や代名詞を伴い、前置詞句(ぜんちしく)を作ります。 

位置関係を表す小さな語というのは、意味の広がりが大きくいろいろな意味に使われることになりますが、それらは同じ一つの感覚からきていますので、皆さんは日本語としてとらえるのではなく感覚的に意味をとらえてください。 

前置詞のよく使われるものをこれからご紹介いたします。

 

at

atは「点」を表します。

I get up at 6.(私は6時に起きる)
I look at the desk.(私は机を見る)


 

on

onは「面や線への接触」を表します。

I put a pen on the desk. (私はペンを机に置く)
My house is on the Sumida River.(私の家は隅田川に面している)


 

in

inは「囲まれた空間や範囲の中にあること」を表します。

I live in Tokyo.(私は東京に住んでいる)
I swim in the morning.(私は朝泳ぐ)


 

by

byは「何々のそば」を表します

I am by the window.(私は窓のそばにいる)
He comes by bicycle. (彼は自転車で来る:自転車のそば→自転車で)


 

for

forは「ある地点までの途中」を表します。

He leaves for New York.(彼はニューヨークに向かう)
This is the chair for you.(これはあなたのための椅子です)
I feel for a pen.(私はペンを探る)
I walk for two days.(私は二日間歩く)

 

to

toは「到達」を表します。

I go to school.(私は学校に行く)
I listen to the radio.(私はラジオを聞く)


 

of

ofはもともと「分離」を表しますが、多くの場合「分離」から派生した、「関係があること」を表します。

He is the captain of the team.(彼はチームのキャプテンだ)
I give her a glass of water.(私は彼女に一杯の水を与える)

 


with

withは「(向かってきた)対象と一緒」ということを表します。

I walk with my father.(私は父親と歩く)
I drink water with the glass.(私はグラスで水を飲む)


 

over

overは「上を通過」ということを表します。

I walk over my dog.(私は犬をまたいで歩く)
She is over thirty.(彼女は30を超えている)


 

under

underは「何かの下」を表します。

I swim under the tree.(私は木の下で泳ぐ)
He is under four.(彼は4歳未満だ)


 

through

throughは「通り抜ける」ことを表します。

I run through the tunnel.(私はトンネルを駆け抜ける)
I see it through the glass.(私はガラスを通してそれを見る)


 

about

about「何かのまわり」を表します。

I look about it.(私はそれの周りを見る)
It is about two inches.(それは約2インチだ)

 


after

afterは「後に続く」ことを表します。

She goes after him.(彼女は彼を追いかける)
She looks after her mother.(彼女は母親に似ている)


 

before

beforeは「前」を表します。

I come before lunch.(私は昼食前に来る)
Harajuku is before Shibuya.(原宿は渋谷の前)


 

from

fromは「起点」を表します。

I walk from Tokyo to Ginza.(私は東京から銀座まで歩く)
He comes from Hawaii.(彼はハワイから来る)


 

into.

intoは「何かの中へ」を表します。

He walks into the room.(彼は歩いて部屋に入る)
She runs into him.(彼女は走って彼に入る→彼にぶつかる)



 

 前置詞に使われる語は、動詞に動作の方向を付け加える語としても使われます。

 

自動詞文に対象などを付け足す

I listen to the radio.(私はラジオを聴く)
You look at her.
(あなたは彼女を見る)
He goes to school.
(彼は学校に行く)
She comes to my house.
(彼女は私の家に来る)
They get to the island.
(彼らは島に着く)

 

他動詞に動作の方向を付け加える

I put my bag on the desk.(私はバッグを机に置く)
I put on the shoes.(私は靴を履く:the shoesに焦点が当たっている)
I put the shoes on.(私は靴を履く:onに焦点が当たっている)

  

その4 接続詞(せつぞくし)

 接続詞は、語と語、文と文などを繋ぐものです。同じ要素を繋ぐ等位接続詞と文の中に他の文の要素を入れ込むために使う従位接続詞があります。従位接続詞は次項に出てくる「節」を導くものです。

 

等位接続詞

Taro and Jiro are brothers.(太郎と次郎は兄弟)
Hanako likes Taro but he likes Hanae.
(花子は太郎が好き、でも彼は花江が好き)

 

従位接続詞

I am happy because she loves me.(彼女が私を愛しているので私は幸せだ)


以上で文を構成する主な品詞の紹介が終わりましたので、次節ではそれらを使った英語文の基本構造について説明します。

 

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