2020年10月10日土曜日

*** もっと詳しく知りたい方に ***

第2章 状態・性質の表現

第1節 形容詞
 第1項 名詞の意味を変更する使い方
 第2項 人・もの+状態・性質の表現
 第3項 英語の修飾の原則2 後ろから説明

第1節 形容詞(けいようし)

  形容詞とは、「若い」や「かわいい」のように、人・物の状態・性質を表す語で、次のようなものがあります。


第1項 名詞の意味を変更する使い方

 名詞を前から修飾(しゅうしょく)すると名詞の範囲を限定し、名詞の意味を変更することができます。

 motherだけだとお母さん全般を表しますが、形容詞を前に付けて、young motherとするとお母さんの範囲を限定し、若いお母さんを表します。

 flowerだけだと花全般を表しますが、形容詞を前に付けて、beautiful flowerとすると花の範囲を限定し、美しい花を表します。

 babyだけだと赤ちゃん全般を表しますが、形容詞を前に付けてcute babyとすると赤ちゃんの範囲を限定し、かわいい赤ちゃんを表します。

 

第2項 人・もの+状態・性質の表現 

何かについての状態・性質を言いたいときは、最初にその何かを持ってきて状態・性質の表現を付け足します。このようなものは、語ではなく文となるため、最初の文字は文の先頭を示すため大文字とし、文の終わりにはピリオドを付けます。 

My mother young.(私のお母さん若い)
Grace beautiful.
(グレースきれい)
Hirose Suzu cute.
(広瀬すず可愛い)
Ice cold.
(氷冷たい)
Ramen delicious.
(ラーメンおいしい)
He rich.
(彼お金持ち)
This flower red.
(この花赤い)
He cool.
(彼カッコいい)
They silent.
(彼ら静か)
She happy.
(彼女幸せ)
It good.
(それいい)
etc.
 

まだちゃんとした表現ではありませんが、十分意味は通じます。

 

第3項 英語の修飾の原則2 後ろから説明

 これらの形容詞の使い方は、後ろから名詞を説明していますが、第1項の前から修飾した時とは違って、名詞そのものを変更してはいません。
このことは、第1項とともに、「前から限定、後ろから説明」として英語のすべての場合に当てはまる原則です。