第2章 状態・性質の表現
第1節 形容詞
第1項 名詞の意味を変更する使い方
第2項 人・もの+状態・性質の表現
第3項 英語の修飾の原則2 後ろから説明
第1節 形容詞(けいようし)
第1項 名詞の意味を変更する使い方
名詞を前から修飾(しゅうしょく)すると名詞の範囲を限定し、名詞の意味を変更することができます。
motherだけだとお母さん全般を表しますが、形容詞を前に付けて、young motherとするとお母さんの範囲を限定し、若いお母さんを表します。
flowerだけだと花全般を表しますが、形容詞を前に付けて、beautiful flowerとすると花の範囲を限定し、美しい花を表します。
babyだけだと赤ちゃん全般を表しますが、形容詞を前に付けてcute babyとすると赤ちゃんの範囲を限定し、かわいい赤ちゃんを表します。
第2項 人・もの+状態・性質の表現
何かについての状態・性質を言いたいときは、最初にその何かを持ってきて状態・性質の表現を付け足します。このようなものは、語ではなく文となるため、最初の文字は文の先頭を示すため大文字とし、文の終わりにはピリオドを付けます。
My mother young.(私のお母さん若い)
Grace beautiful.(グレースきれい)
Hirose Suzu cute.(広瀬すず可愛い)
Ice cold.(氷冷たい)
Ramen delicious.(ラーメンおいしい)
He rich.(彼お金持ち)
This flower red.(この花赤い)
He cool.(彼カッコいい)
They silent.(彼ら静か)
She happy.(彼女幸せ)
It good.(それいい)
etc.
まだちゃんとした表現ではありませんが、十分意味は通じます。
第3項 英語の修飾の原則2 後ろから説明
これらの形容詞の使い方は、後ろから名詞を説明していますが、第1項の前から修飾した時とは違って、名詞そのものを変更してはいません。
このことは、第1項とともに、「前から限定、後ろから説明」として英語のすべての場合に当てはまる原則です。